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MRRとは?意味・計算方法・ARRとの違いを個人開発のサブスク向けにわかりやすく解説

更新日 2026-10-17 Solomaker 編集部

MRRとは

MRR(Monthly Recurring Revenue)とは、サブスクリプションで毎月くり返し入ってくる売上のことです。日本語では「月次経常収益」と呼びます。

単発の売上(買い切りの購入、初期費用、一度きりの有料オプション)は含めず、「来月も同じように入ってくる見込みの売上」だけを数えるのがポイントです。

海外の個人開発者(インディーハッカー)の間では、MRR を公開して成長を発信する文化があり、サービスの規模を表す一番わかりやすい数字として使われています。

MRRの計算方法

基本の計算式は次のとおりです。

MRR = Σ(各プランの月額料金 × 契約数)

年額プランは、12で割って1か月分として計算します。

計算例

プラン料金契約数MRR への換算
月額プラン980円 / 月120人117,600円
年額プラン9,800円 / 年40人32,667円(9,800 ÷ 12 × 40)
合計160人150,267円

自分のサービスの数字は MRR・ARR計算ツール に入れるだけで計算できます。12か月後の予測も出せます。

MRRの内訳(4つの動き)

MRR の増減は、次の4つに分けて見ると原因が分かります。

種類意味MRR への影響
新規 MRR(New)新しく契約した人の分増える
拡大 MRR(Expansion)上位プランへの変更・追加購入増える
縮小 MRR(Contraction)下位プランへの変更減る
解約 MRR(Churn)解約した人の分減る

今月の MRR = 先月の MRR + 新規 + 拡大 − 縮小 − 解約

新規が多くても解約が同じくらいあれば、MRR は伸びません。解約の割合は チャーンレート計算ツール で確認できます。

MRRとARRの違い

指標意味計算
MRR月次経常収益毎月の経常的な売上
ARR年次経常収益(Annual Recurring Revenue)一般に MRR × 12

月額プランが中心のサービスは MRR、年単位の契約が中心の法人向け SaaS は ARR で語られることが多いです。

MRRと一緒に見る指標

  • チャーンレート(解約率):毎月どれだけの人が解約しているか
  • ARPU:1人あたりの月額(MRR ÷ 有料ユーザー数)
  • LTV:1人の顧客が解約するまでにもたらす売上。LTV計算ツール で計算できます
  • 損益分岐点:何人の有料ユーザーで黒字になるか。損益分岐点計算ツール で計算できます

MRRに入れないもの

  • 買い切りの購入、初期費用、単発のオプション
  • 無料トライアル中のユーザー(課金が始まってから数える)
  • 返金した分

数え方をあとで変えると比較ができなくなるので、最初にルールを決めておきましょう。

個人開発でMRRを伸ばす4つの方法

  1. 解約を減らす。 新規を増やすより効果が大きいことが多いです。最初の1週間で価値を感じてもらえるよう、初回の体験を磨きます。
  2. 年額プランを用意する。 年額の割引で前払いしてもらうと、月ごとの解約の機会が減ります。
  3. 単価を上げる。 個人開発のサブスクは安くしすぎていることが多いです。対象を絞って、その人にとっての価値に見合う価格にします。
  4. 上位プランを作る。 使い込んでいる人向けのプランがあると、拡大 MRR が生まれます。

手数料を引いた「手取り」も見る

MRR は売上なので、実際に手元に残る金額はストアや決済の手数料を引いた額になります。App Store・Google Play のサブスクなら15〜30%、Web で Stripe を使えば3.6%が目安です。比較は アプリ内課金 手取り計算ツール と Stripe手数料計算ツール でできます。

まとめ

  • MRR とは、サブスクで毎月くり返し入ってくる売上(月次経常収益)
  • 年額プランは12で割り、単発の売上は含めない
  • 新規・拡大・縮小・解約の4つに分けると、伸びない原因が分かる

サブスクのマネタイズ全体の考え方は マネタイズとは にまとめています。

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