Stripe決済とは
Stripe(ストライプ)は、Web サービスやアプリにクレジットカード決済やサブスク(定期課金)を組み込める決済サービスです。初期費用・月額料金がなく、決済が成功したときだけ手数料がかかります。
個人開発者にとっての利点は、決済画面(Checkout)やサブスクの管理画面(カスタマーポータル)を Stripe 側が用意してくれることです。自分で作るのは「どのプランを売るか」と「支払いが終わったらユーザーを有料にする」部分だけで済みます。
Stripe の手数料(日本)
| 決済の方法 | 手数料 |
|---|---|
| カード・デジタルウォレット | 決済ごとに3.6% |
| 通貨換算が必要な場合 | +2% |
| コンビニ決済 | 3.6%(最低120円) |
2026年10月時点の Stripe 公式の料金ページ より。初期費用・月額料金はかかりません。
月額980円のサブスクなら、手数料は35円で手取りは945円です。金額を変えて計算したいときは Stripe手数料計算ツール を使ってください。手取りから請求額を逆算することもできます。
App Store・Google Play の課金との違い
| Stripe(Web 決済) | アプリ内課金 | |
|---|---|---|
| 手数料 | 3.6% | 15〜30% |
| 使える場所 | Web サービス | iPhone / Android アプリの中 |
| 審査 | Stripe のアカウント審査 | 各ストアのアプリ審査 |
アプリの中でデジタルの機能やコンテンツを売る場合は、原則として各ストアのアプリ内課金を使う必要があります。Web 版があるサービスなら、Web では Stripe を使うと手取りが大きく変わります。比較は アプリ内課金 手取り計算ツール でできます。
個人開発での導入手順
1. アカウントを作る
Stripe のサイトでアカウントを作ると、すぐに テストモード で開発を始められます。本番の決済を受け付けるには、本人確認や事業内容、入金先の口座を登録します。
2. 商品と価格を作る
ダッシュボードの「商品カタログ」で、プラン(例:Pro プラン)と価格(例:月額980円、年額9,800円)を作ります。価格ごとに ID(price_...)が発行されます。
3. Checkout で決済画面を出す
サーバー側で Checkout セッションを作り、返ってきた URL にユーザーを移動させるだけで、Stripe が用意した決済画面が開きます。サブスクなら mode を subscription にします。
4. Webhook で支払いの完了を受け取る
支払いが終わったことは、Stripe から自分のサーバーへの通知(Webhook)で受け取ります。主に次のイベントを使います。
| イベント | 使いどころ |
|---|---|
| checkout.session.completed | 決済が完了した。ユーザーを有料にする |
| customer.subscription.updated | プランの変更・更新 |
| customer.subscription.deleted | 解約された。無料に戻す |
| invoice.payment_failed | 更新時の支払いに失敗した |
Webhook は必ず署名を検証してから処理します。署名を確かめないと、第三者が偽の「支払い完了」を送れてしまいます。
5. カスタマーポータルで解約・カード変更を任せる
解約やカードの変更、請求書のダウンロードは、Stripe の カスタマーポータル に任せられます。自分で画面を作る必要はありません。
6. テストしてから本番に切り替える
テストモードでは、テスト用のカード番号(4242 4242 4242 4242 など)で決済を試せます。支払い失敗や解約の流れも試してから、本番の API キーに切り替えます。
本番の審査で準備しておくもの
本番の決済を始める前に、サイトに次のページを用意しておくとスムーズです。
- 特定商取引法に基づく表記:販売事業者、連絡先、価格、支払時期、返品の扱いなど。特定商取引法に基づく表記 作成ツール で作れます
- 利用規約・プライバシーポリシー:利用規約・プライバシーポリシー作成ツール で作れます
- 料金が分かるページ:何にいくら払うのかがはっきり分かること
よくある質問
Stripe は個人でも使えますか?
使えます。個人事業主や、事業を始めたばかりの個人でもアカウントを作れます。
売上はいつ入金されますか?
登録した銀行口座に、決められたスケジュールで自動で振り込まれます。入金のタイミングや条件はダッシュボードで確認・変更できます。
サブスクの料金を途中で変えられますか?
新しい価格を作って切り替えます。既存の契約者をそのままの価格で続けるか、新しい価格に移すかを選べます。
まとめ
- Stripe は初期費用・月額料金なしで、カード決済とサブスクを組み込める
- 日本の手数料はカード3.6%。アプリ内課金(15〜30%)よりずっと低い
- Checkout で決済画面を出し、Webhook で支払い完了を受け取るのが基本の形