Kendrick Lamarの”Not like Us”という曲を知ってますか?
リリースから9日間で1億回再生。去年のグラミー賞を総なめにして、直近のスーパーボウルハーフタイムショーで史上最多視聴者数を記録した楽曲です。

私はHIPHOPを全く知らないど素人なんですが、Shortで流れてきたSuperBowlを見て、「とんでもなくかっこいいな」とハマってしまいました。
詳しくない方のために簡単に解説すると、Drakeというこちらも超有名HIPHOPアーティストとのビーフ(喧嘩)用に作られた曲で、未成年との噂があったDrakeに対して、容赦ないDisが繰り広げられてます。(解説)
ざっくりいうと、( They ) Not Like Us = “ あいつらは俺らと違う ”を超一流のビートと歌詞でラップしているわけですね。
ここでいう”あいつら”とは、アメリカでは最大級のタブーである「小児性愛者のあいつら」という文脈もありますが、それに加えてBメロ(今でも言うのか?)では「カナダ人とのハーフのDrake」は「純粋な黒人である俺ら」とは違う。「お坊ちゃんのDrake」は「ストリートから出てきた俺ら」と違う。という文脈も交えてDisが繰り広げられます。
正直、私は少し不思議でした。
だって私からみると、どちらも「アメリカ」の「黒人」の「ラッパー」だと思っていたからです(無知ですみませんマジで)
ただ、これがとんでもなく世間の支持を受けました。大前提、曲がかっこいいのですが、「あいつらは俺らと違う」ということは、とても強い引力が働くようです。
誰が”They”で、誰が”Us”なのか。
この線引きの鋭さにタイミングが重なると、大きな「ムーヴメント」が起こるらしい。
あ、そうそう。サービスがコピーされる、という話について。タイムラインでこの件を見た時の感覚は、ちょっと変な感じでした。
個人開発者としては、「チャネルが増えた」と喜べるはずだし、PdMとして「プロダクト開発ってそういうことあるよね」と納得できる。
でも、リリースからSolomakerやコミュニティが盛り上がるのを見ていたから、反射的に良い気分がしなかった。このサービスは私にとって「特別なもの」らしい。(もしくは、個人開発はエンゲージメントが強くなるらしい)
どうやって向き合おうかな、と考えていた時、”Not Like Us”を思い出しました。
参考になるかはわかりませんが、整理しながら何を思ったか書いてみようと思います。
今、私たちが語りえる”They”と”Us”とは何なのか。“They”を何にするかで、“Us”が紡ぐストーリーはかなり変わりそうです。この線引きは重要そうにみえます。
そして、「いつ、どの切り口を選ぶか」ということも、どの線引きを選ぶかと同じくらい重要にみえる。
HIPHOPというものが既に十分な市民権を得ているから、「お前はエセ黒人(Fake)である」というビーフが受け入れられたのだと思います。市場が成熟する前段階であれば、そこに線引きをするインパクトはあまりありません。
私は”個人開発”というもの自体が、まだ市民権を得ていないと感じます。時間の問題だけれど、まだそのレベルではない。私たちにとっての、”They”とは、「企業」なんじゃないか。もしくは「サラリーマン的な働き方・稼ぎ方」になるんじゃないか。もしくは、「普通の人生」や「海外」に線を引くことだってできる。
市場成熟前は「なるべく大きく線を引き、”Us"を増やす」。「”They”(戦う相手)を間違えない」この辺が重要なように思った。
まぁ何にせよ、現時点の”They” と”Us”に鋭く線引きしたプロダクトが、リードしていくような気がする。どのような切り口があって、今、どこに線を引くべきか。
こういう場合、法人間であれば「訴訟」みたいな事が一番有効なのかもしれない。
ただ、それがカッコよくないのはなんとなくわかる(DrakeもBeefに負けて訴訟してるのはカッコ悪い)。それは、ネクタイ締めた人たちのやり方だもん。
じゃあ、何をしたら勝ちなんだろう?HIPHOPでは、結局カッコいい曲を作ったやつが勝ち、らしい。それは人気投票で決まるものではなくて、聴いたらわかる(らしい)。
個人開発ではどうなんだろう?結局便利で面白いプロダクトを作ったやつが勝ち、かな?
シビアなように見えるけど、引いて考えると、これこそがHIPHOPというシーンが伸びた大きな要因にみえる。対決は人を魅了し、双方のコミュニティを結束させながら、爆速で認知を交換しあう。ビーフというカルチャーを内包して伸びたように、個人開発も独自のルールで研磨しあっていいんじゃないか。
Kendrick LamarとDrakeのDis合戦のタイムラインは面白くて。
(2023)10/31:Drakeが曲の中でディスる1
(2024)3/26 :Kendrickがキレて反撃の曲をリリース1(喧嘩開始)
4/9:Drakeリリース2
4/19:Drakeリリース3
4/30:Kendrickリリース2
4/30(同日!):Drakeリリース4
5/03:Kendrickリリース3
5/04:Kendrickリリース4(←Not Like Us。勝負あり)
※諸説ありますが素人なのであしからず…(参考)
全然知らないけど、曲を作るって、個人開発者でいう「プロダクト」や「新機能」くらい大変なんだろう(全然知らないけど)。それを、1週間どころか1日単位で出し合ってる。
今回の件も、ここからいろんな機能やアイデアが出てきたら、わぁすげ〜〜と思うだろうな。どうせなので、少し遊びで考えてみる。
いくつか方向性があるような気がして。大きくいうと、「実利」(便利)と「エンタメ」(面白い)かな
「実利」の方は、
ユーザーが集まります!
マネタイズできます!
という方向性。そのためにはプラットフォーム上の「実績」が必要。つまり、リリース前後のサービスをどうやってトラックするのか。ということを重視して機能開発していくことになる。
Solo側に実装されている、継続的に行動をインプットさせる、というのは、そこと親和性の高い機能にみえる。他にもプレリリースや、リリース後の実績共有・ランキングがありえそう。
「エンタメ」の方は例えば。
Build in Public的なオープンストーリー
コンテスト
という感じなのかな?Taishiさんがやってる「Build in Public : ZERO to ONE」は興味深くて、最終的に「ある期間内でアイデア→リリース→マネタイズ」を公開し合う(対決し合う)みたいなのも面白いのかもしれない。
3ヶ月で一番ユーザー集めたサービスに賞金(投資)1000万円!みたいな。M-1の個人開発版。
実利がないエンタメは内輪乗りになりそうだから難しいけど。エンタメのない実利もどこかで退屈なものになりそう。
何があったらいいんでしょうね。何が欲しいんでしょうね。考えてみると面白いかも
先週、10年くらい個人開発をされているUZUさんとお話して、「Solomakerすごいですよね」と話題になった。「こんなに個人開発の人がいるなんて、知りませんでした」と。
毎日、何かのプロダクトが投稿されている。客観的に見て、すごい。つまり、時間の問題だったのだと思う。
そして、入江さんは日本の個人開発においてパイオニアなのは間違いない。
私が一番最初に”個人開発”という言葉に出会ったのは、入江さんの本でした。当時はまだ海外情報にリーチできず、日本語で個人開発についてのまとまった情報は、この本だけだったように思う。
リリース時のUI・トンマナが似てたことや、思想や具体的な機能としての違いがわかりづらかったこと、Solomakerへのリスペクトに欠ける形で始まったことは、「少し企業っぽいな」と思うけれど。
それでも、二つ目のSolomakerが出てくるとしたら(そしてそれは必ず出てくる)、入江さん以上の適任者が思いつかない。本当に「誰もいない」ところから始めた人だから。
”Not Like Us"もKendrick LamarとDrakeがやったから話題になった。「見えてる勝負」は面白くないもんね。
関係ないことを色々書いた気がしますが、ここまで考えて、モヤモヤは少し晴れてきました。
私のスタンスは1個人開発者に立ち戻り、どっちも使えばいいんじゃないか?ということになりそうです。転職の時、リクナビだけじゃなくてマイナビも登録できていいじゃん。みてる人も違うし。
きっと同じ目的に向けた、違うルートが開拓される。いろんなアイデアを元にした機能が実装される。異なるストーリーとコミュニティがシーンを盛り上げる。
私たちは、その時点で自分に合うものを使えばいいのでは。私はコンテンツ投稿時はSolomakerを使い続けると思います。書きやすいから。
使えるものは全部使って、アイデアや要望・フィードバックを軽い気持ちで出してみて、それでも中々作られなかったら…自分で作ればいいんじゃない?個人開発者なんだから。
以上です。読んでいただきありがとうございました。
盛り上がってきましたね。同じ阿呆なら踊らにゃ損々。私もがんばろ〜〜〜
Xやってます→大したことを呟きません。
コミュニティやってます→最近サボってました。細く長く続ける所存です
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