ももりー
配信者の「声」を、プライバシーを守りながらリアルタイムに世界へ。
概要
■プロダクト名 ももりー (Momory) ■コンセプトと背景 ももりーは、最新のAI技術を活用して配信者の「声」をリアルタイムで翻訳・字幕化し、世界中の視聴者との境界線をなくすためのツールです。単なる自動翻訳機ではなく、配信者の個性やコミュニティの空気を大切にしながら、共に成長していく「通訳パートナー」としての存在を目指しています。 開発のきっかけは、自分自身の配信中にリスナーから贈られた「ももりー」というニックネームでした。テクノロジーが言葉を置き換えるだけでなく、人の温かみを増幅させるものであってほしいという願いが込められています。 ■技術的なこだわりと特徴 ・設計段階からのプライバシー保護(サーバー保存一切なし): 「状態を持たない(ステートレス)」設計を徹底しており、音声データやAPIキーをサーバー側に一切保存しません。データはブラウザとAIのインフラ間のみで暗号化通信され、常にユーザーの管理下に留まります。そのため、法人やプロフェッショナルの現場でも安心して利用可能です。 ・シングルモニター環境への最適化と安定性: ブラウザ内に独自の仕組みを構築することで、配信中にツール画面が背後に隠れても動作が止まる問題を解決しました。OBSと直接連携してテキストを書き換えるため、シングルモニターでの配信でも極めて安定した動作を実現しています。 ・文脈を汲み取る高度なAI翻訳: 大規模言語モデルの能力を最大限に活用し、会話の流れや主語の省略、配信特有の言い回しまで理解した翻訳を行います。さらに、音声認識特有の誤字や言い直しをAIが自律的に修正する仕組みを備えています。 ・「心地よさ」を追求した字幕体験: 単なる速さだけでなく、話し手の思考がまとまるのを待ってから翻訳を行うことで、自然な「間」を実現しました。AIのキャッシュ機能を効率的に活用する設計により、高速なレスポンスと高い翻訳精度、そして運用コストの削減を同時に叶えています。 ■開発者プロフィール さくらインターネット研究所 主席研究員、京都大学 博士(情報学)、ゲーム配信者。インターネット基盤技術の研究開発や、組織設計、プロダクトマネジメントに従事しています。研究者としての理論的な裏付けと、配信者としての現場の視点を融合させ、テクノロジーで人間の温かみを増幅させるプロダクトを形にしました。